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専門医に聞く

肺癌治療の進歩

大熊裕介

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.9 No.1, 54-57, 2018

近年,HIV患者のなかで肺癌による死亡者が増えている。HIV患者に合併した肺癌患者の予後は不良と報告されてきたが,抗HIV療法(ART)と肺癌薬物療法がこの20年で大きく進歩し,予後も改善している。肺癌の予後を改善するため,HIV診断早期からの禁煙指導,早期発見スクリーニング,また,終末期における社会医療サポートなどHIV感染者に対して包括的な肺癌の管理に関して,今後,対策が必要である。
「KEY WORDS」HIV感染,肺癌,薬物療法,分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害剤

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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