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診断と治療のTopics

Beyond QD

田沼順子

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.9 No.1, 20-26, 2018

近年,ナノ粒子化技術を用いた長期作用型の抗HIV療法の開発が進んでいる。2剤レジメンの開発も,長期作用型抗HIV療法の早期実現に寄与している。最も早く臨床現場に登場する長期作用型抗HIV療法は,臨床試験が第Ⅲ相まで進んでいるCabotegravirとリルピビリンの注射剤の2剤レジメンであろう。EFdAは,高い抗HIV活性に加えて驚くべき生体内安定性を有する新規核酸系逆転写酵素阻害剤で,第Ⅰ相試験では10mg経口投与で7日間,目標の細胞内EFdA-TP濃度を維持できたと報告されている。長期作用型抗HIV薬がもたらすインパクトは大きいが,薬剤耐性や注射剤の取扱いという課題が残されている。
「KEY WORDS」長期作用型,臨床試験,Cabotegravir,リルピビリン,EFdA

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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