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診断と治療のTopics

HIV感染者にみられる肺空洞性病変

照屋勝治

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.8 No.2, 11-18, 2017

HIV感染者の肺病変は,感染性,非感染性のものを含め多彩な疾患が原因となる。同じ疾患であってもHIV感染によってもたらされる免疫不全の程度により,免疫応答の質や量の違いが生じるため,多彩な画像所見および臨床所見を呈し,かつ非典型的病態を呈することが多い。さらに重度免疫不全の宿主では,同時に複数の疾患を発症している可能性も念頭において鑑別を進めていくことが重要である。
「KEY WORDS」肺空洞性病変,ニューモシスチス肺炎,肺結核,ノカルジア肺炎,肺クリプトコックス症,肺アスペルギルス症,肺化膿症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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