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Trend & Topics 痛みと学習

電子義肢の進歩

陳隆明

Practice of Pain Management Vol.5 No.4, 22-26, 2014

「はじめに」今日の義肢学の進歩は目覚ましいものがある.ごく数年前では不可能と考えられていた高性能な義手や義足が,今では開発・実用化されるようになった.その筆頭が電子的に制御された義足や義手(以下,電子義肢)であろう.これらの進歩の背景には当然のごとくロボット工学の発展が寄与している.高性能な義足の代表例は,大腿切断者に対するコンピュータ制御義足(人工知能を搭載しているものもある)である.高性能な義手の代表例は上肢切断者に対する筋電電動義手である.いずれも人間装着型ロボットに属し,装着者が主体となって使用するものである.装着者が主役であるということは,装着者がそれらの高性能義肢を使いこなさなければ実効性がないということである.すなわち,高性能義肢を使いこなすためのリハビリプログラムの確立と実行が必須であることを銘記すべきである.何ひとつとして,装着しただけで役に立つものはないのである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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