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Case Report 症例報告

家族病理が大きく関与していると考えられたCRPSの1症例

牛田享宏西原真理下和弘

Practice of Pain Management Vol.5 No.1, 52-53, 2014

「症例」 9歳 女児 主訴 足の痛み. 既往歴 発育上問題なく, 特記すべきことはなし. 家族歴 母親は小学生時, 物事にこだわりやすく, 確認を繰り返すような行動があったが治療歴などはない. 精神疾患の遺伝負荷(-). 生活歴 同胞2人の1人目. 小学4年生で友達は多く, 成績は上位. 両親はともに薬剤師で教育熱心であった. 現病歴 受診の10カ月前, 体育の授業中に左足首を強く打撲し, 数日で痛みは軽減したものの, その後徐々に左足に痛みを訴えるようになった. 近医の整形外科を受診, 検査を受けたが単純X線像では骨折などの異常はみられず, NSAIDsなどが処方された. 薬物療法で痛みは変化せず, 受診3カ月ぐらいからは痛みが悪化し, 学校にも行けなくなった. 夜間は痛みで眠ることができない様子であった. 何カ所かの病院を受診したが原因は明らかとならず, 当院を受診した. 受診時現症・検査所見 左踵の浮腫, 角化は著しく, 変色していた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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