座談会(Round Table Discussion)
慢性頭痛
掲載誌
Practice of Pain Management
Vol.5 No.1 4-16,
2014
著者名
平田 幸一
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和嶋浩一
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福井聖
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井関雅子
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
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骨・関節
診療科目
脳神経外科
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整形外科
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リハビリテーション科
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神経内科
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眼科
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耳鼻咽喉科
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麻酔科
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心療内科
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精神科
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その他
媒体
Practice of Pain Management
「はじめに」 [井関(司会)] 本日の座談会テーマは慢性頭痛です. ひとことに頭痛といっても, 肩から上, 頚, 顔面, または頭部など, 非常に幅広い痛みが含まれます. 本日は頭痛の診療経験豊富な先生方をお招きしました. 神経内科から平田幸一先生(獨協医科大学神経内科), ペインクリニックから福井聖先生(滋賀医科大学医学部附属病院ペインクリニック科), 歯科・口腔外科から和嶋浩一先生(慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科学教室)にお越しいただき多角的な視点からお話をお伺いつつ, 慢性頭痛について理解を深めていきたいと思います. 頭痛治療では, ここ20年のあいだで病態の解明が進み, さまざまな治療法の開発が行われて大きな進歩を遂げています. 特に薬物療法についてはトリプタン製剤の適応が日本でも承認され, 片頭痛や群発頭痛に対して大きな効果を挙げました. しかし, 慢性頭痛で困っていらっしゃる患者さんはいまだ多く存在しており, 医療現場で診断や治療法に悩むこともあります.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。