座談会(Round Table Discussion)
三叉神経・自律神経性頭痛の分類と治療
掲載誌
Headache Clinical & Science
Vol.5 No.2 5-14,
2014
著者名
鈴木 則宏
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濱田潤一
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海野佳子
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菊井祥二
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西郷和真
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科
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神経内科
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眼科
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耳鼻咽喉科
/
麻酔科
媒体
Headache Clinical & Science
2013年7月に発表された国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)において,頭部自律神経症状を伴うことが特徴的な三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)の分類が整理され,日常診療における診断の指針がより明確になった.一方で,その病態の解明や患者QOLへの配慮,適切な診断と病態に合わせた治療など課題も多く残されている.特にTACsは確立した治療法がない疾患も多く,病態によって治療が奏功するか否かの差が大きいため,問診から必要な情報を得て適切な診断・治療に結びつけることが大事である.本座談会では,エキスパートの先生方にTACsをめぐるさまざまなトピックスについてご討議いただき,その診療のポイントをまとめた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。