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座談会(Round Table Discussion)

片頭痛の慢性化とは? 難治性片頭痛患者をどのように診断・治療するか

濱田潤一石﨑公郁子五十嵐久佳柴田護

Headache Clinical & Science Vol.4 No.1, 5-13, 2013

片頭痛診療では, 発作の性状に緊張型頭痛の要素が加わるなどして頭痛日数が増え, 月15日以上の頭痛が3ヵ月以上続くなど, 慢性化した状態に陥ることがままある. このような頭痛は慢性片頭痛といわれるが, 薬物乱用頭痛との明確な区別が難しい場合も少なくない. また, 慢性片頭痛は薬物療法に抵抗性で, 難治性片頭痛となることが多い. そこで, 片頭痛の慢性化に関する知見を整理し, 適切な診断・治療を行ううえで重要なポイントと今後の展望を討議した.
「頭痛診断における慢性化・難治化の定義」
濱田:本日は, 頭痛診療において大きな問題である片頭痛の慢性化をテーマに, 疾患概念, 診断定義, 要因を踏まえたメカニズム, 診断・治療におけるポイントについて, 基礎および臨床の各分野でご活躍されている先生方に伺っていきたいと思います. 最初に, 日本頭痛学会・国際頭痛分類普及委員会メンバーでもある五十嵐先生より, 慢性化・難治化した頭痛の種類とそれぞれの疾患概念および診断定義について解説いただきます.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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