目で見る胎児・新生児の病態
動脈管閉鎖のメカニズムと動脈管開存症の治療
掲載誌
Fetal & Neonatal Medicine
Vol.11 No.2 5-6,
2019
著者名
茨 聡
/
山本剛士
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
循環器
/
小児疾患
診療科目
循環器内科
/
小児科
媒体
Fetal & Neonatal Medicine
胎児期に,動脈管は肺動脈の血流を大動脈へと流し,右心不全を予防する重要なバイパスの役割を果たしている。出生後に肺呼吸が始まると,自然に収縮し,最終的には器質的に閉鎖する。しかしながら,早産児では,その収縮がうまくいかず,胎児期とは逆に,大動脈から肺動脈への血流のバイパスになり,肺うっ血をきたしたり,心不全の原因となる。そこで,動脈管閉鎖のメカニズムと動脈管開存症(PDA)の治療について解説していただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。