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小児科医の育成と小児アレルギー・呼吸器疾患の発展
掲載誌
Fetal & Neonatal Medicine
Vol.10 No.1 16-20,
2018
著者名
吉原 重美
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
小児疾患
診療科目
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
小児科
媒体
Fetal & Neonatal Medicine
獨協医科大学の5期生として入学し,2017年4月より同大学小児科学講座・主任教授ならびにとちぎ子ども医療センター・センター長として栃木県内外の小児科診療の向上,その基盤となる小児医学の発展や信頼される小児科医の育成に力を注いでいる吉原重美先生。大学卒業当時,アレルギー疾患が少しずつ増えていたことから「大学病院に限らず診療することが多いアレルギー疾患の発症予防,症状コントロールや治癒を目指すことで,より多くの患者さんに貢献したい」と思うようになり,アレルギー疾患を専門にしたと話す。当時,当直をしていると夜間に急性増悪(急性発作)のために救急外来で治療を要する患児が多かった気管支喘息の診療や研究から取り組み始めたことから,小児呼吸器疾患も専門的に診るようになったそうだ。最近では,増加し続ける食物アレルギーの予防や治療にも尽力している吉原先生に,獨協医科大学小児科における小児科医の育成と小児アレルギー・呼吸器疾患の発展についてお話を伺った。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。