進行肝細胞癌に対し,2017年6月にレゴラフェニブが加わり,二次治療を考慮した治療が可能になっている。これまではCTやMRIによる画像所見を用いてRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)あるいはmodified RECIST(mRECIST)による奏効率や無増悪生存期間を評価することが,全生存期間のサロゲートマーカーになると認識されていた。しかし,ソラフェニブ単剤であった状況とは異なり,今後は二次治療以降の治療による生存期間の延長が予想される。また,日常診療における治療シークエンスも大きく異なることが考えられる。
本座談会では,分子標的薬が増えた現状において治療効果の評価や適応がどう変わってきたか,さらに次に登場するであろう免疫療法について,5人の先生方にご討議いただいた。
本座談会では,分子標的薬が増えた現状において治療効果の評価や適応がどう変わってきたか,さらに次に登場するであろう免疫療法について,5人の先生方にご討議いただいた。