肝細胞癌(HCC)の画像診断には,超音波,CT,MRIが使用され,実地診療における診断能の向上をもたらしている。なかでもGd-EOB-DTPA(ガドキセト酸ナトリウム:商品名EOB・プリモビスト®)を用いた造影MRIは,血流と肝細胞機能の評価が可能であり,また早期HCCの診断に有用性が高いなど,他のモダリティにはない特徴をもつ。複数のモダリティがある現状において,それらの長所と短所を踏まえて活用することが,より精度の高い診断と治療につながる。そこで本座談会では,各種診断法の特徴とHCC診断の現状,そしてGd-EOB-DTPA造影MRIによって内科診療および外科診療がどのように変わってきたのかについて,内科,外科,放射線科の立場からご討議いただいた。
座談会(Round Table Discussion)
Gd-EOB-DTPA造影MRIは肝癌の診療をどのように変えたか?
掲載誌
The Liver Cancer Journal
Vol.9 No.1 15-23,
2017
著者名
松井修
/
北尾梓
/
今井康陽
/
有泉俊一
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
放射線科
媒体
The Liver Cancer Journal
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。