日本肝癌研究会
第51回日本肝癌研究会
掲載誌
The Liver Cancer Journal
Vol.7 No.4 50-55,
2016
著者名
久保正二
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
手術・救急
/
放射線科
/
消化器外科
媒体
The Liver Cancer Journal
「はじめに」第51回日本肝癌研究会が,神戸大学大学院肝胆膵外科学教授,具英成会長のもとで,2015年7月23日(木),24日(金)に神戸国際会議場および神戸ポートピアホテルにおいて開催された。本研究会の目的は外科,内科,放射線科,病理などの多分野の臨床・研究に携わる者が叡智を集め,肝癌に関する臨床,研究の進歩に貢献することである。第51回日本肝癌研究会では,「肝癌,限界への挑戦」をテーマに,表1のような新たな治療戦略を中心として討議された。いずれのセッションにおいても,基調講演が設けられ,現状と課題が整理された後の講演,討議であったため,重要点が明確となり,充実した内容となった。また,新たな限界への挑戦として,associated liver partition and portal vein ligation for staged hepatectomy(ALPPS),beads-transcatheter arterial chemoembolization(TACE)を含めた肝血管内治療,高難度ロボット手術,IgG4関連肝胆道疾患などが取り上げられた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。