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日本肝がん分子標的治療研究会

第11回優秀演題論文集 Session10 ソラフェニブ内服後集学的治療にて長期生存例が得られた5例の検討

澤田康司阿部真美斉藤義徳長谷部拓夢中嶋駿介大竹孝明長谷部千登美藤谷幹浩高後裕

The Liver Cancer Journal Vol.7 No.2, 70-71, 2015

「背景」2009年5月に本邦においてソラフェニブが発売され2万例以上の進行肝細胞癌(HCC)症例に投与されている。SHARP試験1),Asia-Pacific試験2)における全生存期間はソラフェニブ投与群では各々10.7ヵ月,6.5ヵ月であり,本邦での市販後調査では11.4ヵ月3)である。そのなかには長期生存例も認められるが,長期生存例の要因や臨床的特徴は明らかにはなっていない。そこで,今回われわれはソラフェニブ導入後の長期生存例の臨床像について検討した。
「方法」2009年9月から2014年12月における当科および関連施設でソラフェニブを投与した51例のうち,3年以上の長期生存が得られた5例について検討を行った。
「結果」ソラフェニブ投与患者背景を生存期間3年以上と3年未満とに比較し表1に示す。生存期間3年以上の症例において,AST,PIVKA-Ⅱが低値の傾向にあったが,治療導入前の長期生存に寄与する因子は得られなかった。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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