日本肝がん分子標的治療研究会
第8回優秀演題論文集 Session2 進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療の予後因子の検討
掲載誌
The Liver Cancer Journal
Vol.5 No.4 66-67,
2013
著者名
浦田洋平
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山﨑隆弘
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佐伯一成
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内田耕一
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寺井 崇二
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沖田幸祐
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山下智省
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沖田極
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坂井田功
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
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癌
診療科目
消化器内科
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腫瘍内科
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消化器外科
媒体
The Liver Cancer Journal
[はじめに] ソラフェニブ治療は複数の施設より治療成績や予後因子の検討について報告されており, また良好な臨床経過が得られた症例についても報告されている. 一方で, ソラフェニブ投与開始後1ヵ月以内で有害事象のため中止となった症例が21.5%と報告されており1), 早期脱落例も少なくない. 今回, 当科および関連施設にてソラフェニブを導入した進行肝細胞癌症例について, 治療前背景因子ならびに, 治療後1ヵ月での臨床的パラメーターの変化に着目してソラフェニブ治療に関する予後因子についてretrospectiveに検討した. [対象と方法] 2013年2月までに当科および下関厚生病院でソラフェニブを導入した86例のうち, Child-Pugh Aかつ30日以上投薬可能であった64例を対象とした. 【検討1】治療前背景因子について以下の項目を検討した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。