「目的」分子標的薬であるソラフェニブは, 進行肝細胞癌患者の生存期間を延長することが知られている. しかしながら, 肝外転移と肝内病変の関係について検討した報告はほとんどない. 今回われわれは, 進行肝細胞癌患者に対するソラフェニブ治療において, 肝外転移と肝内病変がどのように予後に関わっているかについて検討した.
「対象と方法」2009年5月~2011年11月の期間に, 久留米大学関連12施設(Kurume Liver Cancer Study Group: 朝倉医師会病院, 大牟田市立病院, 九州医療センター消化器科, 久留米第一病院, 久留米大学医療センター, 久留米大学病院, 公立八女総合病院, 佐賀社会保険病院, 社会保険田川病院, 聖マリア病院, 筑後市立病院, 戸畑共立病院)においてソラフェニブ治療を受けた, 進行肝細胞癌133例を対象とし, 肝外転移の有無と肝内病変の程度により層別化し, 予後を比較検討した.
「対象と方法」2009年5月~2011年11月の期間に, 久留米大学関連12施設(Kurume Liver Cancer Study Group: 朝倉医師会病院, 大牟田市立病院, 九州医療センター消化器科, 久留米第一病院, 久留米大学医療センター, 久留米大学病院, 公立八女総合病院, 佐賀社会保険病院, 社会保険田川病院, 聖マリア病院, 筑後市立病院, 戸畑共立病院)においてソラフェニブ治療を受けた, 進行肝細胞癌133例を対象とし, 肝外転移の有無と肝内病変の程度により層別化し, 予後を比較検討した.