<< 一覧に戻る

日本肝がん分子標的治療研究会

第5回優秀演題論文集 Session1 ソラフェニブの効果判定でSD判定が意味すること

和田幸之高見裕子立石昌樹龍知記才津秀樹

The Liver Cancer Journal Vol.4 No.2, 63-65, 2012

「はじめに」肝細胞癌(以下, 肝癌)に対するソラフェニブは大規模臨床試験で予後延長効果が初めて示された内服治療である1)2). しかし, その抗腫瘍効果はCRやPRを示すことは稀で, long SDを特徴とする薬剤として知られるようになった. このように, ソラフェニブ治療例はその70%前後をSDが占めているが, RECIST基準やmodified RECIST基準3)では-30%~+20%という比較的広い範囲がすべてSDと判定されることとなる. しかしながら, SDのなかでどのような症例がlong SDが得られるかどうか解明されていない. そこで, 今回われわれは, SDが得られた症例を, 軽度増大を示す症例, 不変である症例, 軽度縮小を示す症例に分け, どのような症例でlong SDが得られるのか否かを明らかにするため, 初回画像効果判定での縮小率と予後との相関を検討したので報告する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る