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Topics of HCC

肝細胞癌の術中造影超音波診断

有田淳一齋浦明夫國土典宏

The Liver Cancer Journal Vol.4 No.2, 42-46, 2012

「はじめに」肝臓外科における術中超音波は, Makuuchiらが1980年前後から世界に広げた技術であるが1), いまや肝臓外科では必須の手技となっている. 術中超音波は体外式超音波と異なり, (1)腸管や肺などの障害物あるいは呼吸や心拍などのアーチファクトを除去し得る, (2)肋骨などによるプローベを当てる角度・方向の制約がない, (3)腹壁を通さずに直接肝表にプローベを当てるためより空間解像度が高いという利点があり, きわめて高感度な画像検査である. 2007年1月に世界に先駆けて日本で発売された第二世代超音波造影剤ペルフルブタン(ソナゾイド®:以下, ソナゾイド)は, 血流情報のリアルタイムな観察を可能にするだけでなく, 肝Kupffer細胞に取り込まれる2)ことで, 悪性腫瘍と背景肝との明瞭なコントラストを長時間描出する時相(Kupffer相)をもつことが大きな特長である3)4).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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