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日本肝がん分子標的治療研究会

第4回優秀演題論文集 Session10 当科におけるソラフェニブ治療成績の検討

寺西優雅岩井秀司吉田香奈子遠山まどか萩原淳司藤井英樹小林佐和子森川浩安榎本大田守昭博河田則文

The Liver Cancer Journal Vol.3 No.4, 84-85, 2011

目 的
 ソラフェニブはSHARP試験1)やAsia-Pacific試験2)において進行性肝細胞癌の生命予後を改善することが示された。当科では2009年4月~2011年2月までの間に34例に対してソラフェニブ治療を行った。部分奏効例を含め,当科における治療成績を報告する。

方 法

 2009年4月~2011年2月までの間に,当科でソラフェニブを用いて肝癌治療を行った34例(男性24例,女性10例),平均年齢70.4歳を対象とした。患者背景を表1に示す。

結 果

 ソラフェニブ治療を行った34例のうち,経過を追えた32例を解析した。効果判定はmodified RECISTに基づいて行った3)。2011年2月28日における最大抗腫瘍効果はPR 2例,SD 7例,PD 11例,未評価4例,評価不能8例であった。中止理由は有害事象の出現が12例で平均投与日数49.5日,PDが5例で平均投与日数153.6日,全身状態の悪化が3例で平均投与日数37.3日,投与後に結核が疑われたものが1例で投与日数5日。中止した21例の平均投与日数は70.4日であった。 有害事象を表2に示す。

症例呈示

症例1:70歳女性。背景肝はC型肝硬変で,肝予備能はChild-pugh score5点(図1)。

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