はじめに
進行肝細胞癌(HCC)に対する治療において,stageⅣ-Aに対する肝動注化学療法の有用性が報告されている1)2)。当院ではstageⅣ-Aに対してnew FP肝動注療法(NFP)3)を中心に行い,肝外転移がみられた時点でソラフェニブ4)へ変更している。しかし,ソラフェニブで効果がみられなかった場合,そのまま継続するべきか,再度ほかの治療へ変更するべきか判断に苦慮することがある。今回ソラフェニブ投与中,急速に悪化したstageⅣ-BのHCC症例に対し肝動注化学療法が有効であった3例を経験したので報告する。
全文記事
日本肝がん分子標的治療研究会
第3回優秀演題論文集 Session5 ソラフェニブ投与中急速に悪化したstageⅣ-B肝細胞癌症例に対する動注化学療法
掲載誌
The Liver Cancer Journal
Vol.3 No.2 68-69,
2011
著者名
永松洋明
/
岩本 英希
/
中野 聖士
/
鳥村 拓司
/
佐田通夫
記事体裁
学会レポート
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症例
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全文記事
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
媒体
The Liver Cancer Journal
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。