<< 一覧に戻る

欧州肝臓学会(EASL)

欧州肝臓学会(EASL)special conference Hepatocellular carcinoma from genomics to treatment 肝癌について視野を広げることができました

今村潤

The Liver Cancer Journal Vol.2 No.3, 66, 2010

最大の話題は分子標的薬で, Dr.LlovetやDr.Raymondらから種々の問題点や現在開発中の薬剤のこと, あるいはソラフェニブを対照としたり既存の治療法と組み合わせたりした多数の臨床試験が現在も進行中であることなど, 詳しく聞くことができました. 胃癌や大腸癌において術後化学療法が行われているのと同様に, 好むと好まざるとにかかわらず, 肝癌治療の小さくない部分を分子標的薬が担う時代がいずれくるのだろうと思われました. 紹介された治療法のなかでは, 局所療法の1つであるIREは興味深いものでした. 電流により細胞膜電位を乱し壊死させる治療法で, 治療範囲をかなり正確に設定できるようでした. Transarterial radioembolization(TARE)は肝動脈塞栓術と同様に肝動脈にアプローチし, 塞栓物質の代わりに放射性同位元素であるYttrium-90 microsphereを動注するという治療法で, レトロスペクティブな比較では肝動脈塞栓術に劣らない治療成績でした.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る