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目で見る肝癌

核医学診断(PETを含む)

村上康二

The Liver Cancer Journal Vol.2 No.3, 5-11, 2010

『はじめに』 FDG-PETがわが国で保険適用になって8年が経過した. しかし肝臓領域に限ると, 2010年3月までは転移性肝癌の診断が保険適用されているのみであり, 肝細胞癌(hepatocellular carcinoma;HCC)は保険適用疾患に含まれていなかった. ようやく2010年4月の診療報酬改正によって, 早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍においてFDG-PETが適用拡大となり, HCCを含むすべての肝腫瘍の診断においても使用が可能となった. 一方, FDG-PETはすべての腫瘍に有用性があるわけではなく, また同一疾患であっても検査する目的によって有用性が異なる. 本稿ではHCCを主とした肝臓癌について, PET検査の適用と有用性, そして限界について述べることとする. また現在あまり広くは用いられていないが, 肝機能評価を目的としたアシアロシンチについても簡単に述べることとする. 『HCCにおけるFDG-PET』 2010年3月までFDG-PETがHCCに対して保険適用になっていなかった理由は, fluoro-deoxy-glucose(FDG)の集積が他の悪性腫瘍に比較して弱い場合が多いからである.
「KEY WORDS」PET/CT,SUV,FDG,肝細胞癌,胆管細胞癌,アシアロシンチグラム

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