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座談会(Round Table Discussion)

慢性リンパ増殖性疾患の病態と治療の現在

鈴宮淳司青木定夫木村晋也中村直哉

Trends in Hematological Malignancies Vol.5 No.3, 10-17, 2013

「慢性リンパ増殖性疾患の概念」鈴宮 慢性リンパ増殖性疾患は, 成熟リンパ球が慢性的に増殖する疾患群で, 慢性リンパ性白血病/小リンパ球リンパ腫(CLL/SLL)をはじめ, 分類上, B細胞前リンパ球白血病やマントル細胞リンパ腫など数多くの腫瘍が含まれます. 本日は, 代表的な疾患であるCLL/SLL, 患者は少ないですが最近遺伝子異常が明らかになったヘアリー細胞白血病(HCL)について, エキスパートの先生方に, 病態の特徴, 診断や治療の現状と展望についてお話しいただければと思います. 「慢性リンパ性白血病の病態」[1. 臨床の立場からみた特徴] 鈴宮 CLLの病態について, まず臨床の立場から青木先生にご説明いただきます. 青木 CLLは, 末梢血中に成熟リンパ球が増加する腫瘍性疾患で, WHO分類(2008年版)の定義では, 末梢血中に5,000/μL以上の単クローン性のCD5, CD23陽性B細胞の増加が3ヵ月以上継続していること, ただし血球減少や疾患関連症状があればリンパ球数にはこだわらないとなっています.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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