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座談会(Round Table Discussion)

慢性骨髄性白血病治療の現状と病態に基づいた今後の治療

松村到赤司浩一薄井紀子神田善伸宮崎泰司

Trends in Hematological Malignancies Vol.1 No.1, 8-16, 2009

松村 慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia;CML)の治療は, イマチニブの登場により飛躍的に進歩しましたが, 抵抗性や不耐容の症例の存在など, いまだ数多くの問題が残されています. こうした背景のもと, 第2世代のチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor;TKI)が最近臨床の場に加えられ, CMLの診療は新たな展開を迎えることになりました. そこで本日は4名のエキスパートの先生方をお迎えし, CML治療の現状とこれからの治療戦略について, エビデンスに基づいた新しい知見を交えてご討議いただきたいと思います. 「慢性骨髄性白血病の発症機構」松村 有効な治療を行うためにはCMLの病態を理解する必要があります. まず赤司先生から, CMLの発症機構について解説をお願いします. 赤司 CMLは, 前駆細胞ではなく, 未分化な造血幹細胞が最初の遺伝子異常であるBCR-ABL変異を獲得し, さらに別の遺伝子異常が加わって発症・進展すると考えられています.

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