<< 一覧に戻る

座談会(Round Table Discussion)

パーキンソン病の動物モデル―最近の話題

髙橋良輔永井義隆松井秀彰佐藤栄人望月秀樹

Frontiers in Parkinson Disease Vol.9 No.1, 5-13, 2016

疾患の病態の解明や治療法の開発には,動物を使った研究が不可欠である。パーキンソン病(PD)の病因はいまだ不明であり,現在に至るまで動物モデルを用いた実験を通じ,その解明のための研究が行われている。今回は,動物モデルを用いた研究に取り組んでいる先生方にご出席いただき,各動物モデルの特徴や現在の研究について解説いただき,今後の展望についてご討議いただいた。

髙橋:パーキンソン病(PD)の研究は臨床・基礎ともに現在非常に進展しており,病態の解明が進み,治療薬の選択肢も増えています。にもかかわらず,真の病因はいまだ不明であり,病因に基づく疾患修飾的治療(disease modifying therapy:DMT)は確立されていません。こうした状況のなか,病因・病態を解明して,PDをより理解し,新しい治療を開発するためには動物モデルを用いた研究が欠かせません。そこで今回は,現在わが国で動物モデルを用いてPDの病因解明に挑んでおられる先生にお集まりいただきまして,動物モデルの研究の現状を解説いただき,そして今後どのような発展の可能性があるのかということを勉強できればと思います。まずは,永井先生より動物モデルとしてのショウジョウバエの特徴や,先生のご研究についてお話しいただきます。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る