広島県広島市の中心街に位置するよしなが神経内科クリニックは,院長の好永順二先生が広島市民病院での37年にわたる臨床経験を生かし2009年に開業された。神経内科の専門医としてパーキンソン病(PD)に特化した診療を行っており,先生の丁寧な診察と豊富な臨床経験に裏打ちされた的確な治療を頼って県外から通院する患者さんも多い。「患者さんの生活や心の支えとなる診療」を目指す好永先生に,PD診療の方針やコツ,独自の取り組みについてお話を伺った。
「開業の経緯とPD診療の特徴」
―クリニックを開業されるまでの経緯をお聞かせください。
私はもともと脳に興味があったことから神経内科医を志し,1971年に岡山大学医学部を卒業後,精神神経科に入局しました。当時は精神科と神経内科を兼ねて「精神神経科」としている大学がほとんどで,翌年の1972年には広島市民病院に入職しましたが,当初はうつ病や統合失調症とあわせて頭痛やPDといった神経疾患の診療を行っていました。病院で神経内科が診療科として独立してからは神経疾患一筋になり,なかでも特にPDと重症筋無力症の診療に注力し,現在もその診療をライフワークとしています。
「開業の経緯とPD診療の特徴」
―クリニックを開業されるまでの経緯をお聞かせください。
私はもともと脳に興味があったことから神経内科医を志し,1971年に岡山大学医学部を卒業後,精神神経科に入局しました。当時は精神科と神経内科を兼ねて「精神神経科」としている大学がほとんどで,翌年の1972年には広島市民病院に入職しましたが,当初はうつ病や統合失調症とあわせて頭痛やPDといった神経疾患の診療を行っていました。病院で神経内科が診療科として独立してからは神経疾患一筋になり,なかでも特にPDと重症筋無力症の診療に注力し,現在もその診療をライフワークとしています。