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誌上ディベート

DaT-scanがあればMIBG心筋シンチグラフィは必要ないか? 「不要」とする立場から

織茂智之

Frontiers in Parkinson Disease Vol.8 No.2, 20-24, 2015

「はじめに」パーキンソン病(PD)の臨床診断は,運動症状の特徴をつかみ,さまざまな非運動症状1)の有無を確認すること,脳MRIなどで他のパーキンソニズムを鑑別することにより行われる。さらに,MIBG心筋シンチグラフィ(MIBG心筋シンチ),ドパミントランスポーターシンチグラフィ(DaT-scan)などの補助検査を用いることにより,診断の精度・確度を上げることができる。われわれはこれまで,PDやレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)などのレビー小体病では特異的にMIBGの集積が低下し,他のパーキンソニズムやアルツハイマー病(AD)との鑑別に有用であること2)3),その背景病理について検討し,レビー小体病では心臓交感神経が特異的に変性・脱落することを報告してきた4)-6)。

本企画は問題点をよりクローズアップすることを目的としており,このテーマに対して,あえて一方の見地に立った場合の議論であって,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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