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パーキンソン病のVisual View

パーキンソン病とiPS細胞技術

土井大輔髙橋淳

Frontiers in Parkinson Disease Vol.7 No.2, 22-26, 2014

パーキンソン病(PD)に対するヒトiPS細胞の利用方法としては, (1)細胞移植治療におけるドナー細胞, (2)病態解明および創薬のための疾患モデルの作成が挙げられる. (1)では孤発性PD患者への自家移植, (2)では遺伝性PDの病態メカニズムの解明が期待される. 「パーキンソン病とiPS細胞技術」はじめに iPS細胞技術の登場により, これまで治療困難とされてきた疾患に対する治療法の開発や病態の解明が期待されている. パーキンソン病(PD)もそのひとつであるが, 一方で細胞移植治療のターゲットとして臨床応用が期待されている. 本稿では, PDに対するiPS細胞の利用方法について述べる. 「遺伝性PDの病態解析」遺伝性PDはPD患者の約5~10%であるといわれているが, 遺伝性PD患者由来のiPS細胞は2011年のNguyenらの報告1)を初めとして世界中で樹立され, その研究が進んでいる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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