<< 一覧に戻る

パーキンソン病のVisual View

パーキンソン病と睡眠

宮本雅之鈴木圭輔平田幸一宮本智之

Frontiers in Parkinson Disease Vol.6 No.4, 22-26, 2013

パーキンソン病(PD)における睡眠障害は有病率が高く, 非運動症状のひとつとして重要であるが, その病態と原因は多岐にわたる. 睡眠障害は患者と介護者の生活の質を妨げる要因にもなり, 適切な評価と治療は生活の質の向上および起床時のsleep benefitの観点からも重要である. 「はじめに」 パーキンソン病(PD)において, 20~90%が夜間の睡眠に問題を抱えており1), その病態と原因は多岐にわたる. 睡眠障害の病態には, 大きく分けて以下の3つがある. (1)不眠・睡眠の分断化 (2)昼間の眠気・過眠・睡眠発作(覚醒障害) (3)呼吸, 運動, 行動に関連する睡眠時随伴イベントが関与するもの 睡眠時随伴イベントが関与するものには, primary sleep disordersの範疇に属する睡眠関連呼吸障害(例: 睡眠時無呼吸症候群: sleep apnea syndrome: SAS), 睡眠関連運動障害(例: レストレスレッグス症候群: restless legs syndrome: RLS), 睡眠時随伴症(例: レム睡眠行動異常症: REM sleep behavior disorder: RBD)がそれぞれ存在する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る