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Pramipexole Clinical Report

うつ病症状が先行したパーキンソン病にプラミペキソールを投与し,著効するも衝動抑制障害がみられた症例

山口裕介板井貴宏天保英明張賢徳

Frontiers in Parkinson Disease Vol.6 No.3, 42-44, 2013

「はじめに」パーキンソン病(PD)患者の45%に抑うつ症状がみられるといわれ1), QOLに大きく影響を及ぼしている. ドパミン作動薬であるプラミペキソールは, PDの治療とともに, 合併するうつ病に対しても効果があるとされている2). 本稿では, うつ病を機に精神科を受診し, 治療の経過中にPDと診断され, プラミペキソールを投与したところ, 抑うつ症状の著明改善がみられた症例について報告する.
「症例」初診時年齢58歳, 女性
主訴: 「仕事も何もしたくない」「警察につかまる」「何か悪いことが起きる」
既往歴: 特になし.
遺伝負因: 特になし.
家族背景: 交通事故で夫・長男と死別. 現在は長女と同居.
性格傾向: 他人に気を遣う, 悩みやすい, 優柔不断.
生活歴: A県にて出生. 高校卒業後はパートタイムの仕事をしていた. 結婚後B県に転居し, 二子をもうけた. 34歳の時に, 夫と長男が事故で死去した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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