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パーキンソン病のVisual View

大脳基底核と排尿制御

―パーキンソン病との関連―

榊原隆次内山智之山本達也岸雅彦

Frontiers in Parkinson Disease Vol.3 No.4, 22-26, 2010

大脳基底核は, 運動のみならず, 膀胱機能に深くかかわることが最近の研究で明らかになってきた. 基底核回路に障害をきたすパーキンソン病では, 頻尿・尿失禁などの排尿障害が高頻度にみられる. これには基底核直接路(direct pathway, ドパミンD1受容体系)の障害が関係していると推察される. 「大脳基底核と排尿制御 ―パーキンソン病との関連―」 パーキンソン病の排尿障害 パーキンソン病(PD)で排尿障害がみられることは, その原著にも記載がみられる. 著者らが以前, 健常対照391名と比較したところ, PD 115名中60~70%に排尿障害がみられ1), このうち尿意切迫感(女性42%, 男性54%), 夜間頻尿(53%, 63%). 切迫性尿失禁(25%, 28%)などの過活動膀胱(overactive bladder:OAB)(図1A)が有意差を持って多くみられ, 排尿開始遅延(男性44%)などの排出症状も, 男性では有意差を持って多くみられた.

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