進行再発胃癌に対する2次化学療法について,胃癌治療ガイドライン第4版1)では,「無治療(BSC)群や薬剤間の比較試験において,延命効果や良好な成績が得られたことから,全身状態が良好な症例では二次化学療法を行うことが推奨される」とあり,レジメンとしてはドセタキセル,イリノテカン,パクリタキセル(週1回投与法)が推奨される(いずれも推奨度1)と記載されています。しかし,その後に報告されたRAINBOW試験2)とREGARD試験3)という二つの国際共同試験で,血管新生阻害薬であるラムシルマブが二次化学療法において有効であることが示されました。
レジデントからのQ&A
進行再発胃癌に対する2次治療以降の推奨されるレジメンについて教えてください
掲載誌
胃がんperspective
Vol.9 No.3 44-46,
2017
著者名
三梨桂子
/
廣中秀一
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
消化器外科
媒体
胃がんperspective
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。