座談会(Round Table Discussion)
ゲノム解析によって胃癌診療はどのように変わるか
掲載誌
胃がんperspective
Vol.9 No.3 5-14,
2017
著者名
安井 弥
/
石川俊平
/
牛島 俊和
/
落合淳志
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
消化器外科
媒体
胃がんperspective
次世代シーケンサー(Next generation sequencing;NGS)の登場によって,全ゲノム領域の変異,コピー数異常などが比較的容易に解析できるようになり,癌治療は臓器別の治療から,バイオマーカーに基づく「個別化治療」の時代に突入した。胃癌においては,治療のターゲットとなるドライバー変異がなかなか見つからない状況が続いていたが,近年,ゲノム/エピゲノム異常と発癌に関する重要な知見が報告されはじめ,将来的なゲノム情報を用いた診断・治療への期待が高まっている。本座談会では胃癌ゲノム医療の領域で日本を代表する3名の先生にお集まりいただき,ゲノム情報を如何に胃癌診療に実装できるのか,現状の課題を含めてご討議いただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。