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私と胃癌

第1回 臨床医として“Art,Science,Humanity”の重要性―胃癌研究からの出発―

北島政樹

胃がんperspective Vol.8 No.4, 68-73, 2016

「胃癌研究の発端」昭和45年,青年医師連合による大学,教室改革という紛争の嵐の中,教育出張から帰局した私は何の教室ルールもない中で,同級生2人と胃グループに参加した。しばらく教授不在があり,研究も行われないまま1年が過ぎた。これではいけないと3人でそれぞれ分担を決め,研究に取り組み始めて先輩から教えを受けたのが胃潰瘍・癌などの微細血管像の検討であった。本手法がその後のすべての研究において基礎手技となったといっても過言ではない。すなわち,切除標本の血管からバリウムを注入し,軟線X線撮影をする方法である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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