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専門医のためのアトラス

癌の壁深達度

伴慎一

胃がんperspective Vol.8 No.4, 32-40, 2016

胃癌の壁深達度は,胃癌の進行度(Stage)を決めるための局所浸潤度因子(T因子)そのものである。胃癌壁深達度診断に関連して注意すべき観点としては,リンパ節転移頻度が高率となり,胃癌内視鏡切除の適応決定に重要な因子となる粘膜下組織浸潤の診断,表層拡大型胃癌の粘膜下浸潤部位の認識,早期胃癌類似進行癌の深達度診断,漿膜浸潤の診断などがあるが,いずれも最終的な胃癌壁深達度決定のためには,注意深い肉眼所見観察と系統的な切出しによる病理学的検索が必須である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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