座談会(Round Table Discussion)
早期胃癌に対する拡大内視鏡観察の最前線
掲載誌
胃がんperspective
Vol.6 No.3 5-12,
2013
著者名
田中 信治
/
井上晴洋
/
上堂文也
/
八尾建史
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
胃がんperspective
早期胃癌に対する内視鏡的治療は, 手技の進歩や内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)の普及, 適応の拡大により, 病変の大きさにかかわらず完全一括切除を目指せるようになってきた. 術前診断の面でも, 拡大内視鏡の進化に加え, NBI(narrow band imaging:狭帯域光観察), BLI(Blue LASER Imaging:短波長狭帯域光観察), FICE(flexible spectral imaging color enhancement:分光画像処理機能)など, 画像強調観察(image enhanced endoscopy;IEE)のモダリティとの併用により従来よりも詳細な観察, 診断が可能となっている. また, 近年では, 細胞核まで観察可能な顕微内視鏡の有用性も注目されている. 本座談会では, この分野に造詣の深い先生方にお集まりいただき, 拡大内視鏡観察の変遷, 各種モダリティの特徴, 有用性, 将来展望についてご討議いただいた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。