<< 一覧に戻る

専門医のためのアトラス

胃癌原発巣と転移巣の病理像

仙谷和弘若松雄太Htoo Zarni Oo安井弥

胃がんperspective Vol.3 No.4, 36-41, 2010

「はじめに」 胃癌の分類は, 形態学的に二大別するLauren分類や中村分類, 粘液形質による分類などが知られており, それぞれに特徴的な遺伝子異常も明らかにされている1). 胃癌取扱い規約第14版によると, 一般型の腺癌の組織型は7型に亜分類され, 複数の組織型を含む例では量的に優勢な組織像に従うとされている2). 一般に癌巣が小さなうちは単一の組織像を示すことが多いが, 腫瘍の増殖・進展過程で腫瘍量の増大とともにしばしば複数の組織型から構成されるようになり, 例えば高分化型胃癌は進行とともに低分化型胃癌に変化する傾向があるとされている3). さらにやがて転移能を獲得した成分がリンパ行性あるいは血行性にリンパ節を含む他臓器に移行し, そこで新たに単一あるいは複数の組織型からなる転移巣を形成する. 「1 原発巣と転移巣における優勢な組織像の比較」 癌に対する化学療法の効果や患者の予後は, 主に原発巣の解析から予測されている.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る