座談会(Round Table Discussion)
胃癌内視鏡治療の現況と将来展望
胃がんperspective Vol.2 No.4, 5-13, 2009
早期胃癌の内視鏡治療がEMRを中心に行われるようになって久しいが, 最近ESDが標準化されつつあり内視鏡治療がより確実なものになるとともに, 内視鏡治療の守備範囲がさらなる広がりをみせている. このようななか, 早期胃癌に対するESDの開発・発展に中心的にかかわった先生たちとその傍らで見守って下さった外科の先生にご参集いただき, ESD発展の歴史を振り返るとともにESDの将来展望について語っていただいた. 田中 胃癌内視鏡治療はEMR(内視鏡的粘膜切除術)の時代から, ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の時代に移り変わってきました. すでにESDは標準化しつつあり, また適応拡大も模索されています. そこで本日の座談会では, こうした胃癌内視鏡治療の現況と将来展望を明らかにしていきたいと思います. 『1 早期胃癌内視鏡治療の歴史』 田中 最初に早期胃癌内視鏡治療の歴史について, 小山先生から概略をお話しいただければと思います. 小山 内視鏡治療の歴史では, まずポリペクトミーやレーザーを使う破壊法の時代がありました.
※記事内容は発行当時のものです。
【現在】後藤田卓志(東京医科大学病院消化器内科准教授)
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。