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大腸癌研究の最新知見

特集にあたって

森正樹

大腸癌FRONTIER Vol.3 No.3, 15, 2010

本号では大腸癌研究の最新知見について特集した. 日本人の2人に一人は癌になり, 3人に一人は癌死する時代といわれている. 癌の中でも大腸癌は増加しており, 2005年の死亡率は男性で胃癌, 肺癌, 肝臓癌に次いで4位, 女性では1位となっている. また罹患者数でみると2001年の統計では男性58,000人, 女性42,000人と合わせて10万人に達する. そして2020年には男女を合わせた罹患者数・罹患率は1位になると予測されている(「がん・統計白書2004」). このように増加している大腸癌であるが, 欧米では以前より多い癌の一つであったためか, 研究の分野でも最も進んだ癌である. 日本人でも大腸癌研究に参画している研究者は少なくなく, 多大の重要な成果を報告している方もいる. そこで, このような日本人研究者に世界の研究情勢とご自身の研究成果を踏まえ, 臨床で忙しい先生方に少しでも理解を深めてもらえるような論文執筆をお願いした.

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