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この人に聞く!大腸癌最前線

統合医学としての病理学

~トランスレーショナル・リサーチが導く未来~

田原榮一藤盛孝博

大腸癌FRONTIER Vol.2 No.4, 82-87, 2009

病因・病態の解明を目指す基礎医学研究と, 病理診断を通して最終診断を担う病理学は, 基礎と臨床を直結させる科学, すなわちトランスレーショナル・リサーチとしての性質を色濃く有する. 病理学的研究に生化学や分子生物学, 遺伝子工学など最新の手法を取り入れ, 消化器癌発生の分子機構を明らかにするとともに, 地域に立脚した大規模な分子病理診断を展開するなど, 蓄積した基礎研究の成果を臨床に還元するという動的な病理学を確立した田原榮一氏は, その概念が浸透する以前からトランスレーショナル・リサーチの実践に取り組んできた. マイクロRNAs(miRNAs)の発癌や進展への関与が明らかになるなど, 分子腫瘍病理学がDNAからmiRNAsの時代へとシフトするなか, 今後の癌診断・治療学が目指すべき指針を聞いた. 『胃癌研究からはじまった形態と機能を結ぶ探究の日々』 藤盛 以前から, 先生の目指されたトランスレーショナル・リサーチといいますか, 一貫して研究と実際の形態との相互関係を研究してこられた姿勢を尊敬しておりました.

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