てんかんとアート
てんかんをめぐるアート
─「第13回AOECてんかんをめぐるアート展」より─
Epilepsy Vol.15 No.2, 4-5, 2021
2021年6月10日~13日まで,第13回アジアオセアニアてんかん学会(Asian & Oceanian Epilepsy Congress:AOEC)がWebにて開催されました.これは2020年10月に福岡で開催される予定であった学会が,コロナ禍のために半年延期され,それでもなお新型コロナウイルス感染の勢いがおさまらないため,地域の枠をはずし,全世界を対象としたWebでの開催となったものです.アート展では,作品の写真をWeb上で鑑賞していただく形式とし,43名の作者による,70を超える作品が世界中から応募され,国内からも12名,22作品の応募がありました.全作品のなかから優秀3作品が選定され,作者の方々にはAOECの「てんかんと社会シンポジウム」でアートについて語っていただきました.
日本からは伊田隆行さんの作品が選ばれました.シンポジウムのなかで,伊田さんは4年前に京都で行われた「てんかんをめぐるアート展」に出品したことがきっかけとなり,以後,毎年の「てんかんをめぐるアート展」,海外のアート展やパープルデーにも出品するようになり,今ではたくさん描くようになったと語られました.シンポジウムで伊田さんとお母さまが語られた言葉を,おふたりの想いがこもった言葉なのでそのまま掲載させていただきます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。