<< 一覧に戻る

FORUM

【特別寄稿】Virtual meetingでのInternational Symposium on the Pathophysiology of Developmental and Epileptic Encephalopathy(ISDEE2020)開催

小林勝弘

Epilepsy Vol.15 No.1, 45-49, 2021

International Symposium on the Pathophysiology of Developmental and Epileptic Encephalopathy(ISDEE2020)は,国際抗てんかん連盟(International League Against Epilepsy:ILAE)の承認を受けた乳幼児けいれん研究会(Infantile Seizure Society:ISS)の第21回年次集会として,本来は岡山県の岡山コンベンションセンターにおいて2020年6月19日(金)~6月21日(日)の3日間にて現地開催する予定(リアル学会)であった.実際に同年1月までは,その形式について何の疑念も抱かず準備を進めていた.ただ,中国の武漢で新たな感染症が発生したというニュースを大変そうだなと,対岸の火事のような感覚でみていた.
ISSは新生児~乳幼児のけいれん性疾患と関連疾患の診療研究を国際的視野において推進し,その進歩と発展に貢献することを目的として構築されたものであり,わが国に基盤を置く国際学会組織である.創立は1998年で,このとき以来,毎年国際シンポジウムを国内外の諸都市において開催している.
幼い子どものけいれん・発作にはさまざまな原因や疾患があり,そのなかには将来が危惧されるような病態が少なくない.発達過程において,強いてんかん性異常等により知能などの発達が阻害される病状を「発達性てんかん性脳症」と呼ぶ.今回の学会を「発達性てんかん性脳症の病態生理に関する国際シンポジウム」と銘打ったのは,分子遺伝学,先天代謝学,神経生理学,神経画像など広範囲の知見を結集して,このような子どもたちの病状の解決を目指すためであった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る