2018年6月25日,カンナビジオール(CBD)製剤であるEpidiolex®(エピディオレックス®:本邦未承認)は,Dravet症候群およびLennox-Gastaut症候群を適応とし,米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けた.CBDはカンナビス・サティバ(Cannabis sativa,大麻草)に特異的に含有される成分であり,広義の医療大麻に分類されることが,この医薬品を巡る情勢を複雑化させている.本稿では,同薬が承認を得るに至った社会背景,てんかんに対するCBDのエビデンス,および本邦における同薬の承認に向けた動きについて解説する.
Special Articles(Epilepsy)
②大麻抽出製剤と抗てんかん作用
掲載誌
Epilepsy
Vol.14 No.1 11-16,
2020
著者名
正高佑志
/
太組一朗
/
山本仁
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
/
小児科
媒体
Epilepsy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。