日本におけるてんかん診療の指針として,2018年3月に「てんかん診療ガイドライン2018」(以下,ガイドライン2018と記載)が発刊された1).てんかん診療に携わる医療関係者が臨床現場において,最新のEBM(evidence based medicine)に基づいて診療を行えるよう編纂された指針であり,2010年に刊行された「てんかん治療ガイドライン2010」から8年を経て最新知見をアップデートした内容になっている.本稿では,そのなかでEBM普及推進事業Mindsに準拠したシステマティックレビューによって導き出された側頭葉てんかんに対する外科治療,迷走神経刺激療法に関するEBMを解説する.
Special Articles(Epilepsy)
②てんかん治療のEBM─側頭葉てんかんと迷走神経刺激─
掲載誌
Epilepsy
Vol.13 No.1 15-19,
2019
著者名
中嶋剛
/
川合謙介
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
媒体
Epilepsy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。