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①一過性意識消失発作と失神

Epilepsy Vol.12 No.2, 9-16, 2018

一過性意識消失を主訴に来院する患者は多く,年間約78万人の患者が医療機関を受診しているとされ,救急外来受診患者全体の4~6%を占めるとされている1, 2).一過性意識消失をきたす疾患には種々の原因が含まれているが,最も多い原因は失神である.それ以外の原因(非失神)として,てんかんやヒステリー発作などの心因性疾患も含まれている.患者の受診する診療科も,救急科をはじめ脳神経外科や神経内科,総合診療科や循環器内科,心療内科など多岐にわたる.一過性意識消失患者の診療においては,まず失神と非失神との鑑別が最初になされるべきステップである.失神であることが強く疑われる場合には,さらに失神をきたす原因疾患の同定が必要となる.
本稿では,循環器内科医の立場から,臨床診療において必要な一過性意識消失を鑑別するための基本的事項および失神の鑑別診断と治療について概説する.

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抄録