<< 一覧に戻る

てんかん余話

大田原俊輔

大塚頌子

Epilepsy Vol.12 No.1, 50-51, 2018

大田原俊輔は1930年2月11日岡山県に生まれ,1956年岡山大学医学部を卒業した.1979年には岡山大学医学部附属脳代謝研究施設発達神経科学部門の教授,のちに施設長に就任した.1987年に対応の診療科として小児神経科が認められ,小児神経学講座になってからは,医学部附属病院小児神経科長を併任した.1992年に改組による配置換えで岡山大学教授(医学部,小児神経学講座)に就任した.その頃,相次いで全国学会の会長を務め,岡山でてんかんに関する国際シンポジウムを開催した.1995年に定年退官後も精力的に活動していたが,2013年3月16日に83歳で永眠した.
小児神経学,てんかん学,臨床神経生理学,睡眠学,心身障害学,神経疫学の諸分野,特に小児てんかん学において輝かしい業績を上げた.数多くの苦難を乗り越えて,日本においては先駆的な小児神経学専門の講座と診療科を創設した.研究のみならず診療と教育にも力を注ぎ,小児神経学,小児てんかん学を専門とする多くの人材を育成した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る