<< 一覧に戻る

Special Articles(Epilepsy)

①皮質機能マッピングの実際のやり方

國枝武治

Epilepsy Vol.11 No.1, 7-12, 2017

Pierre Paul Broca(1824-1880)は,発語障害を示す患者の剖検脳を検討することで,運動性失語の原因領域を左前頭葉後腹側領域に求めた.そして,1871年,その研究成果を脳膿瘍の摘出術に適用した.てんかん外科の領域では,てんかん焦点検索と同時に,切除による機能障害を回避するために機能野の同定が必要になってくるために,機能温存が重視されて発展してきた.てんかん外科のパイオニアとして,Fedor Krause(1857-1937)が知られ,Hans Berger(1873-1941)がヒト脳で脳波を記録する1924年より以前に,運動機能の分布を報告している1).また,Otfrid Foerster(1873-1941)とWilder Penfield(1891-1976)は,より詳細な観察を行い,脳表の機能分布解明の端緒となった2).一方で,脳の定位的手法を考案したJean Talairach(1911-2007)は,Jean Bancaud(1921-1993)とともに,深部電極で脳の機能分布を調べて報告している3).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る