「自己紹介および施設紹介」
松浦:通常てんかんと睡眠障害の診療は別々に行われますが,たとえば夜間の寝ぼけ行動を訴える患者が実はてんかんであることや,逆に夜間発作を訴えてんかん外来を受診した患者がパラソムニア(睡眠時随伴症)であることもまれにあります.また,てんかん診療ではビデオ脳波モニタリング(V-EEG)を,睡眠診療ではビデオポリソムノグラフィー(V-PSG)を実施しますが,両者はオーバーラップします.そこで本日は「てんかんとパラソムニア」というテーマで,てんかん診療と睡眠診療の両方に詳しい先生方にお集まりいただきました.