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目でみるてんかん

wide-band EEGの時間周波数解析

井内盛遠池田昭夫

Epilepsy Vol.10 No.1, 4-7, 2016

「はじめに」従来,主に1~70Hzの周波数帯域の脳波を視察してきたが,近年,より高周波数および低周波数帯域の活動も計測可能となった(広域周波数帯域脳波:wide-band EEG).それぞれ高周波律動(high frequency oscillations;HFO),DC電位などと称され,研究が進められている.本稿では,てんかん患者におけるwide-band EEGについて,当院での実データを用いて紹介する.
「1 wide-band EEGの解析」難治の右側頭葉てんかんの20歳,女性1).てんかん外科手術目的で硬膜下電極留置を行い,標本化周波数2,000Hz,時定数10秒,システムリファレンスを頭皮上電極(乳様突起)として皮質脳波を記録した.HFO,DC電位を記録するには,それぞれ,標本化周波数1,000あるいは2,000Hz以上(アンチエイリアシングフィルタ300あるいは600Hzに相当),および時定数10秒(低域遮断フィルタ0.016Hzに相当)が必要である2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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