はじめに
 患者や障害者の自立支援では,専門職の支援だけではなく,当事者同士の仲間(ピア:peer)の支援が重要となっている.患者会活動は,セルフヘルプグループ(self-help group;SHG)といわれ,同じ体験者による支え合い活動である.患者会では,患者同士が支え合うピアカウンセリング(peer-counseling)が注目されている.人には知識だけでなく感情があり,1人ではなく集団に所属し,社会関係や社会役割を遂行する存在である.そして,人は多様な行動をするなかで,防衛機制を働かせて自らの存在を守ろうとする.しかし,人は病気になると元気が出なくなりパワーレスの状態になる.その時,同じ体験者の仲間による支援はとても重要である.患者や障害者には体験者でないとわからない生活実感があるからである.ピアカウンセリングは,この実感を仲間同士の話し合いを通し自立へと支援する活動である.
 
                  全文記事
                
 
                Special Articles(Epilepsy)
              
 ピアカウンセリング
                  掲載誌
                
 
                  Epilepsy
                  Vol.5 No.2 23-27,
                  
                    2011
                  
 
                    著者名
                  
  
                          髙畑隆
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          連載
                        / 
                          全文記事
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          精神疾患
                        / 
                          神経疾患
                        / 
                          その他
                        
                    診療科目
                  
  
                          リハビリテーション科
                        / 
                          神経内科
                        / 
                          精神科
                        / 
                          その他
                        
 
                    媒体
                  
 
                      Epilepsy
                    
 
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。